【カップルのマンネリ化解消!】カップル長続きのコツや男性の恋愛心理を解説!
「付き合う前はすごく優しくて、好意を示してくれたのに、付き合ってから彼の態度が急変した…。」
女性陣のみなさん、そのようなご経験をされたことはありませんか?
そこで今回は、男性の恋愛心理やカップルを長続きさせるコツについて、恋愛心理学の観点を踏まえて解説していきたいと思います。
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男女で違う「恋愛テンション」
「付き合ってから態度が変わった」という話は、男女関係なく共感できることですよね。
実は、これは、心理学的視点でみれば、ごく自然なことなのです。
そもそも、恋愛における気持ちの盛り上がりのピークには差があります。
男性は、付き合う前や付き合い始めは、「相手を手に入れたい」という心理が働きやすいため、優しさや愛情を注いでくれます。
ですが、交際から時間が経つにつれて、「付き合っている」という事実そのものが、相手への愛情表現や意思表示だと勝手に認識するため、次第に態度がトーンダウンしてきます。
さらに、女性の方々もお気づきのように、男性は、性衝動に突き動かされる傾向にあります。
そのため、一度でも性行為に至ると、相手の女性の魅力度が低下したように感じることもあります。
このように、男性はどれだけ好きな女性でも、付き合ったり、深い関係になったりしてしまうと、次第に愛情表現や気持ちの盛り上がりがなくなってしまうのです。
つまり、男性は「釣った魚に餌をやらない」状態になりやすいのです。
一方で女性は、なだらかに盛り上がっていきます。
また、深い関係になったあとも、基本的に気持ちが下がることはなく、むしろ上がり続ける傾向にあります。
このように、男女では気持ちの盛り上がりに差があるため、温度差を感じやすくなるのです。
浮気につながる”クーリッジ効果”
先程も解説したように、男性はいくら好きでも、一度親密な関係になると、その女性への魅力が軽減したように感じます。
そして、それと同時に働くのか「クーリッジ効果」です。
クーリッジ効果とは、「新しい女性の存在が、男性の性衝動を活気づけること」をいいます。
このクーリッジ効果が働くことで、別の魅力的な女性に興奮したり、浮気に走ったりしてしまうこともあるのです。
カップルを長続きさせるコツ
先ほど解説したように、男女では気持ちの盛り上がりや恋愛のテンションが異なるので、そこを理解した上で付き合うことが大切になります。
ただ、ちょっとした工夫をすることで、2人の関係を長続きさせることも可能です。
それは次の◎つです。
①「ありがとう」など感謝の言葉をこまめに伝える
②生活のなかに刺激を取り入れる
③パートナーに見返りを求めない
④口論の回数より性行為の回数を多くする
⑤自分のストレス解消法を見つける
⑥パートナーを思い通りに動かそうとしない
⑦パートナーを自分より上だと感じることができる
⑧パートナーを正しくサポートする
これらのポイントを意識することで、2人の関係を長続きさせることができます。
では、①~⑧のなかで、②③④⑦⑧の5つについてもう少し詳しく見ていきましょう。
②生活のなかに刺激を取り入れる
どうしても、カップルは長く付き合えば付き合うほど、マンネリ化してしまいます。
また、マンネリ化が起こる原因は、交際前や交際当初に抱いていたドキドキする気持ちが減ってしまって、刺激がなくなるからです。
そのため、2人の生活にコンスタントに刺激を取り入れていくことが大切です。
また、マンネリ化すると、どうしても「自己拡大の心理」が働きやすくなります。
自己拡大とは、心理学の用語で、「今まで知らなかった自分についての情報を初めて知ること」をいいます。
ですので、2人の仲がマンネリ化してきたとき、自覚していない自分の良さや未知の体験をさせてくれる女性が現れたら、そちらに気持ちが引き寄せられてしまい、浮気につながることもあります。
そのため、マンネリ化する前に、2人で旅行に行ったり、新しいことを始めたりすることが大切です。
③パートナーに見返りを求めない
2人の関係を長続きさせるためには、パートナーに見返りを求めないことも大事です。
心理学用語で「社会交換理論」というのがあります。
これは、「自分がかけたコスト(時間、労働力など)と得られる報酬(満足や報酬)を比較して、満足のいく報酬である場合に2人の関係が長続きする」という理論です。
つまり、「自分が相手にやってあげた分だけ、返してもらうのは当然だ」といった考え方です。
これは、「あれだけやってあげてるのにさ…」「これだけ尽くしているのに、相手は全然…」と思ってしまう方にあてはまります。
もちろん、人間ですから、尽くしてあげた分、相手に見返りを求めてしまう気持ちはわかります。
ですが、「恋愛感情=社会交換理論」ではありません。
そのため、社会交換理論が働くことで、コストに対する見返りを考えすぎたり、打算的になってしまうと、最終的にうまくいかないことが多くなってしまうのです。
④口論の回数より性行為の回数を多くする
心理学者ハワードとドーズらが多くの夫婦を対象に調査したところによると、
「結婚への幸福感=性行為の回数ー口論の回数」
という式が導き出されたそうです。
ちなみに、性行為がプラス行為の代表、口論がマイナス行為の代表とされています。
そのため、口論は悪いことではありませんが、喧嘩する回数より、お互いの愛を確かめ合う時間を多くするよう意識することも大切です。
⑦パートナーを自分より上だと感じることができる
カナダの心理学者マーレーらは、カップルに対して、自分自身とパートナーに点数をつけさせる調査をおこないました。
その結果、自分よりもパートナーに高い点数をつける人は、今の自分に幸せを感じやすいことがわかりました。
逆に、パートナーよりも自分に高い点数をつける人は幸せを感じにくい傾向にあることもわかっています、
そのため、相手の良いところを探して、それを認めてあげることも幸せな関係を続けるためのポイントになります。
⑧パートナーを正しくサポートする
心理学で「ミケランジェロ現象」という言葉があります。
これは、パートナーが思い描く理想像を理解し、それに近づくための行動を引き出していくことで、実際にパートナーがその理想像に近づいていくことを意味します。
そのため、お互いに理想に近づけるように、サポートし合えるかどうかも、2人の関係を長続きさせるために重要です。
さいごに
今回は、男性の恋愛心理やカップルを長続きさせるコツについて、恋愛心理学の観点を踏まえて解説してきました。
男女の恋愛テンションや気持ちの盛り上がりには、心理学的にみても、さまざまな違いがあります。
そのため、今回解説したことを参考に、ぜひ、恋人と幸せな関係を築いてくださいね!