【彼氏に尽くしすぎるのを直したい!】過度に尽くす女性の心理と解決方法
恋愛すると、ついつい尽くしすぎちゃって、うまくいかないという人が周りにいらっしゃいませんか?
きっとみなさんも、薄々気づいていると思いますが、尽くしすぎると、好きな人に振り向いてもらえなかったり、彼氏と別れてしまったりするケースが多いです。
そこで、今回は、過度に尽くしてしまう女性の心理やその解決方法などについて、恋愛心理学の観点を踏まえて、わかりやすく解説していきます。
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【どのくらい尽くしている?】
あなたの尽くし度を診断しよう!
まずは、ご自身のつくし度をチェックしてみましょう。
尽くしすぎてしまう女性は、好きな人や彼氏に対して次の10個の特徴が見られやすいです。
1.ご飯の用意や洗濯など身の回りの世話をする
2.電話やLINEはいつも自分からする
3.遊ぶ約束は基本的に自分からする
4.お金を貸すことがよくある
5.買ってあげたり、奢ってあげたりすることが多い
6.頼まれ事はついつい聞いてしまう
7.喧嘩したら、いつも自分から謝る(折れる)
8.彼の求めることを常に考えてしまう
9.付き合うといつも相手が優位になる
10.約束を破られたり、ウソをつかれても簡単に許してしまう
では、1~10のうち、いくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
1~3個の場合、あなたの尽くし度は「普通」です。
4~6個の場合、尽くし度は「やや高め」です。
7~10個の場合、尽くし度は「非常に高い」です。
みなさんはいくつ当てはまりましたか?
尽くしてしまう女性にありがちな3つの心理
なぜ、ダメだとわかっていながらも、ついつい相手に尽くしてしまうのか。
実は、過度につくしてしまう女性は次の3つの心理のいずれか、また複数をもっていることが多いです。
①「愛されたい」から生まれる”社会交換理論”
②惚れた弱みから生じる”最小関心の法則”
③「好きだから」で納得する”認知不協和理論”
では、①~③について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
①「愛されたい」から生まれる”社会交換理論”
過度に尽くしすぎる女性は、「相手のことが好きだから」という気持ちの裏に、“社会交換理論”が働いていることがあります。
“社会交換理論”とは、「自分がかけたコスト(時間、労働力など)と得られる報酬(満足や報酬)を比較して、満足のいく報酬である場合に2人の関係が長続きする」という理論です。
つまり、「自分が尽くしてあげた分だけ、返してもらうのは当然だ」といった考え方です。
これは、「あれだけやってあげてるのにさ…」「これだけ尽くしているのに、相手は全然…」と思ってしまう方にあてはまります。
また、過度に尽くしてしまう女性の心の内側では「彼の気持ちを私だけに向けさせたい」「彼をつなぎとめておきたい」などと思ってしまっているケースも多いです。
もちろん、人間ですから、尽くしてあげた分、相手に見返りを求めてしまう気持ちはわかります。
ですが、「恋愛感情=社会交換理論」ではありません。
そのため、社会交換理論が働くことで、コストに対する見返りを考えすぎたり、打算的になってしまうと、最終的にうまくいかないことが多くなってしまうのです。
②惚れた弱みから生じる”最小関心の法則”
ついつい尽くしすぎてしまう女性は、相手の男性に惚れ込んでしまっているケースも多いです。
そうすると、“最小関心の法則”が成立しやすくなります。
“最小関心の法則”とは、具体的に言うと、惚れ込んでいるほうが、惚れ込まれているほうの言いなりになってしまうというものです。
この法則が成立すると、惚れ込まれているほうは、惚れ込んでいるほうの愛情を独占してるという自信をもち、優位に立った気になります。
また、たいていこのような関係の場合、惚れ込んでいるほうは自分への自信がないことが多いです。
そうすると、2人の関係で上下が生まれてしまい、ついつい相手の言うことを聞きすぎてしまって、結果的に尽くしてしまうということになります。
もちろん、このように2人の関係の間にゆがみが生じると、うまくいかなくなるため、長続きもしづらくなります。
③「好きだから」で納得する”認知不協和理論”
尽くしすぎてしまう女性は、“認知不協和理論“が働いているケースも多いです。
認知不協和理論とは、フェスティンガーが提唱した理論で、「何か行動したときに生じる気持ちの矛盾を解消するために、考え方や行動を変える」ことを言います。
例えば、困っている相手を助けたとき、その相手のことを「嫌いだ」と思うと、「助けた」という自分の行動に対して矛盾を感じて、非常に不快な気持ちになってしまいます。
でも、そこで、相手のことが「好きだから助けた」と思ったり、「自分が助けてあげないとこの人は救われなかった」と思えば、自分の行動と気持ちが矛盾することはありません。
つまり、過度に尽くしすぎてしまう女性は、「好きだから仕方ない」「私がいないと彼はダメ」と思うことで、自分の行動と気持ちの辻褄を合わせて矛盾が生じないようにしているのです。
ですが、”認知不協和理論”が長い期間働くと、相手にしていることや自分の気持ちに疑問を持つようになったり、相手の態度が変わったりして、結果うまくいかなくなることが多いです。
『対等な関係』になることが唯一の解決策
過度に尽くしすぎてしまう女性が、恋愛においてうまくいくようになるための唯一の解決策は、相手と『対等な関係』になることです。
まず、大前提として、尽くせば尽くすほど、あなたの立場はどんどん弱くなります。
具体的には、尽くしてばかりいると、相手の態度はどんどん悪化していき、最終的には「やってもらって当たり前」「言うこときいて当たり前」という状態にまで進んでしまいます。
ここまでいくと、対等の関係に戻るのは至難の業です。
そのため、相手と良好な関係を築き、それを維持していきたいのであれば、なによりも相手と対等になることが必要です。
ここで大事なのが「ギブ&テイク」の関係です。
心理学では、「公平理論(※)」と言わており、あまりに不公平な関係での恋愛は長続きしないと言われています。
※人と人とのやり取りは、すべてプラスとマイアスで表されるという理論。自分ばかりが労力を強いえられるなど、一方のマイナスが大きすぎる状態だと、関係がうまくいかないことが多い。
また、お相手と対等の関係になるコツとしてはズバリ3つです。
1つ目は「相手に頼ること」、
2つ目は「”自分のほうがちょっと得してる”と思える関係を築くこと」
尽くしすぎる女性は、普通の人に比べて、自分よりも相手を優先したり、満足させたりする傾向があるため、自分のことを後回しにしやすいです。
そのため、少し「自分本位」で考えるくらいでちょういいのです。
3つ目は「お互いが補い合える部分を見つけること」です。
「あなたにあって、相手にない部分」「相手にあって、あなたにない部分」を見つけて、それを補い合うことも対等なパートナーになるためには大切です。
これを踏まえて、いつもなら自分でやってしまうところを、相手にお願いしてみたり、甘えてみたりするようにしてみましょう。
そして、最終的には、「お互いにとってなくてはならない存在、必要とされる存在」になることを目指すようにしましょう。
さいごに
今回は、過度に尽くしてしまう女性の心理やその解決方法などについて、恋愛心理学の観点を踏まえて解説してきました。
尽くしすぎてしまう女性は、相手の求めていることがわかったり、献身的だったりなど、非常に良い点もあります。
ですが、それが行き過ぎてしまうと、関係がうまく続かないこともよくあります。
そのため、少し考え方を変えて、ご自身の良い点を生かし、よりよい関係を築けるようにがんばっていきましょう!